【どうする!?教育資金①】「貯金」だけではダメ!?現金資産のリスクを認識しよう!!

子育てとお金

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かりめろ
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子どもの教育資金をどう準備するかは、悩ましい問題ですよね。
 

とはいえ、最もお金がかかると言われる「子どもの大学入学」までには

「約18年」と、まだまだ時間があります。今から計画しておきましょう!

 

準備の方法としてまず思いつくのが「貯金」ですが、実は「貯金」して

いくだけでは、「インフレ」の影響で相対的にお金が目減りしてしまう

リスクがあります。

 
「貯金」だけでなく、「学資保険」や「運用(投資)」も併用して、

広く分散しながら教育資金を貯めましょうね!
 

まずは「安全安心」と思われる「貯金」=「現金資産」のリスクについて

しっかり把握しましょう!

「貯金」だけでは将来資産として減ってしまう!?

子どもの教育資金を準備する方法として、銀行口座を利用した「貯金(預金)」が考えられます。

もちろん「貯金」は、教育資金を貯めるにあたって、主力となるべき方法であると思いますが、「貯金だけ」で教育資金を準備することについては、僕はリスクがあると思っています。

それは、子どもが生まれた年から10年以上先を見越して、長期間積み立てて預け入れることを考えたときに、

預け入れたお金が減ってしまう可能性がある

ということです。「インフレ」による物価の上昇がその理由です。

「モノの値段」は時代の変遷とともに確実に上がっている

「インフレ」と言われても、普段生活していてあまり気にならないかもしれません。

僕なんかが「インフレ」と聞いて最初にイメージしていたのは、高校の歴史の教科書に載っていた、第一次世界大戦後のドイツにおける

✅「ハイパーインフレ」で紙切れになったドイツマルクの札束を、ピラミッドのように
 積み上げて遊ぶ子どもたちの写真

なんかを思い浮かべます。(知ってます?)

これは極端な例ですが、「インフレ」というのは確実に身近に起こっているものであり、例えば「自動販売機の缶ジュースの価格」の変遷を見てみると、「モノの値段」が確実に上がってきていることが分かりやすいと思います。

自動販売機の缶ジュースは100円で買えた

僕の昔の記憶をたどると、自販機の缶ジュースは「1本100円」で買えていた時代がありました。

それが徐々に上がってきて、今や「1本130円」が標準になっています。
(もちろん戦略的に販売価格を下げている自販機もありますし、スーパーなどでは100円以下で買えます。)

1本130円になったのは「2014年」、1本100円の販売価格が終了し、110円に値上げされたのが「1992年」ということですから、

約20年間で30%値上げ

されたことになります。

かりめろ
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最近は毎年4月になると、あらゆる商品の「値上げ」のニュースを

聞くようになりましたよね。

 

あの「うまい棒」も2022年4月から「10円 → 12円」に値上げ

というニュースもなかなか衝撃的でした。駄菓子屋さんはおつりの

準備が大変そうですね。。

「モノの値段が上がる」ことは、「お金の価値が下がる」こと

「モノの値段が上がる」ことにより、もともと100円玉1枚で買えていたものが、ある時から買えなる、ということは、

✅ 缶ジュース = 100円  👉👉👉  ✅ 缶ジュース > 100円

となります。缶ジュース側(モノ)ではなく、100円側(お金)から見てみると、100円自身の価値が下がっている、つまり、

20年かけて、モノに対してお金の価値が下がっている

ということになりますね。

かりめろ
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一方で「給料」は全然上がってないですよね。。

銀行預金の金利は「0.001%」

一方で「貯金」の主力となる銀行預金の金利は、僕も利用しているメガバンクの2022年4月現在の金利を見ると、

0.001%(年利)

です。まさに超々低金利時代ですよね。。

ちなみにこの数値はどれだけインパクトがあるのでしょうか。

例えば、上記缶ジュースの値上げの期間と同じ約20年間、100万円を預け入れていたとしましょう。20年後、その100万円がいくらになっているかというと、

なんと「1,000,200円!」

20年間でたった「200円」=「0.02%」しか増えていない

ことになります。

20年間ですよ!?男性の平均寿命を考えれば、人生の約4分の1が終わってしまいます。

しかも「ATM手数料」が発生した瞬間「実質マイナス」

銀行に預け入れているだけでは、そもそもお金が増えないのに、さらにATMでの現金引き落としで「手数料」がかかってしまいます。

同じメガバンクですと、休日の一定の時間帯で「220円/回」でした。

20年間の金利が200円、1回のATM手数料が220円ということは、

✅ 1,000,200円 ー 220円 = 999,980円

となり、つまり

1回でもATM手数料を発生させれば、実質的に「マイナス」になってしまう

という衝撃の事実が分かります。まさに20年分の血と汗と涙の結晶が「パァ」です。

かりめろ
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コンビニで何気なく現金を下ろすことが、こんなに響いてしまうのですね。

 

しかも、この利息200円は税引き前です。利息による収入に対しては20%の
税金(所得税等)がかかるので、実際に手元に入るのは160円
さらにマイナス幅が増えることが分かると思います。

「貯金」では「インフレ」のペースに全く追いつけない

このように、銀行預金を使って「貯金」するだけでは、全くお金が増えないのが現実です。

それぞれ時期が異なるので、厳密には比較できませんが、

銀行に預けたお金が「0.02%」増えている間(しかもマイナスの可能性あり)
缶ジュースは「30%」も値上がり

してしまいました。

もちろん、この先20年で金利がどんどん上がっていけば解決はするかもしれません。ただ、人口減少による将来的な経済力の低下が見込まれる日本においては、経済成長がこれまで以上に急激に進むとは考えにくいのが正直なところでしょう。

つまり、「貯金だけ」で教育資金を貯めようとすると、実質的に「インフレ」のペースに追いつくことができず、

相対的に「お金が減ってしまう」

ということなってしまいます。

「定期預金」にしても、たいして金利の水準は変わりません。さらに言うと、上記のケースでは

・最初から100万円がある状態

でした。通常はその100万円を貯めるために、

・毎月コツコツ数千円~数万円を積み立てていく

ことになるかと思います。初期の元本が著しく少なく、さらに金利の恩恵を受けることができなくなるということですね。

かりめろ
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なので銀行にも預けない「タンス預金」は、「ただただお金の価値が下がって
いくのを待っているようなもの」
です。非常にもったいないですよね!

「長い時間」をかけて貯める”教育資金”は、インフレの影響が大きい

この20年間で上がったのは缶ジュースだけではありません。

「大学の学費」も当然上がっているのは残念ながら事実です。

文部科学省発表の大学授業料の変遷を調べてみると、

✅ 私立文系大学の授業料と入学料の合計
・1994年(平成4年) :約 94万円
・2014年(平成26年):約112万円(+18万円=約20%UP!)

~国公私立大学の授業料等の推移~
https://www.mext.go.jp/content/20191225-mxt_sigakujo-000003337_5.pdf

と、缶ジュースが30%値上げしている間に、大学の学費も約20%増額していることが分かります。

大学の授業料はここ20~30年、ずっと上がりっぱなしですから、すなわち、

今生まれた僕らの赤ちゃんが、18年後に大学に入学する時期には、さらに授業料は上がっている

というのは、ほぼ間違いないでしょう。つまり、

今から18年後の教育資金を準備することは、インフレ分(値上がり分)も考慮して準備しなければならない

というのが、新米パパ・ママに与えられた厳しい現実なのです。

かりめろ
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「貯金」を目的とした銀行口座は、少しでもよい利率の銀行を選びたいですね!

教育資金は「貯金」だけでなく「運用(投資)」も活用しよう!

「貯金」だけで教育資金を貯めることにリスクがあるとすれば、一体どうすればよいのでしょうか?

「学資保険」で準備する方法も考えられますが、こちらも昨今の超低金利時代においては、その返戻率の低さからそれほどメリットがありません

 ※ ただ、「新米パパ・ママに万が一があっても、子ども教育資金がキチンと残る」という点に
  おいて「学資保険」は非常に有効です。

残る選択肢としては「運用(投資)」になります。

「投資」と聞くと、何やらアヤシイ雰囲気が漂いますが、そんなことはありません。

✅ 全世界株式(もしくは全米株式)の指数に連動したインデックス型の投資信託(積立)

であれば、15年以上の長期投資・ドルコスト平均法による定額積立等々の運用方法によって、歴史的にはしっかりとリターン(利益)が出ており、結果的にお金が増えていることが示されています。
(もちろん将来的な元本割れ等のリスクは常にありますよ)

「NISA(少額投資非課税制度)」などの優遇制度の利用も見逃せませんね!

かりめろ
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「学資保険」「運用(投資)」については改めて記事にしますね!

もちろん「貯金」のメリットも!

散々な書き方をしてきた「貯金」ですが、もちろんメリットもあります。

流動性が高く、緊急時の備えになる

長い期間をかけてお金を貯めようとしても、突然の病気や事故によるケガ、景気悪化による失業などで、新米パパ・ママの収入が大幅に減ってしまうことも考えられます。

「学資保険」「運用(投資)」に回しているお金は、すぐに現金化することが難しく、仮に現金化しても元本割れを起こしてしまったりするケースがあるので、うかつに手を出せないことがあります。

一方で「貯金」は、すぐに引き落とせることが多いですね。

👉 流動性が高い=すぐに引き落として現金化できる

という利点は、やはり見逃せない点でしょう。

かりめろ
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すぐに引き落とせるからと言って、教育資金で貯めているお金を普段から
取り崩していては、元も子もないですよ!

給与天引き制度(財形貯蓄)を活用した「なかったこと貯金」ができる

給与天引きを利用した「なかったこと貯金」というのは非常に有効です。

手元に現金があればどうしても使ってしまいますよね。最初から「なかったこと」にして、月々の給与から予め天引きしておけば、いつの間にかそこそこのお金が貯まっているものです。

まずは「額面の10分の1を給与天引きすること」を目指してみましょう。

かの有名な『バビロン大富豪の教え』でも、まず「収入の1割を貯蓄すること」が、第一の教えとして掲げられています。

👇気になる方はこちらからチェック!👇

まとめ ~「貯金」のリスクを知って計画的に教育資金を貯めよう~

「インフレに対応できず、相対的に価値が目減りする」というのが、「貯金」=「現金資産」のリスクでした。

この点をしっかり認識した上でも、多くの新米パパ・ママにとって、教育資金の準備のベースとなるのはやはり「貯金」になるでしょう。

繰り返しになりますが「貯金だけ」で教育資金を貯めようとすることはリスクを伴います。

「学資保険」や「運用(投資)」も活用して、広く分散しながら長期的な目線で「教育資金」を貯めていきたいですね。

以上、かりめろでした!

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